台風7号(8月)が連れてきたと思われるアホウドリが海辺で発見されました(9月初旬)。
 友達からの一報で夜間ではあったが見にいきました。
 撥水は いまいちですが元気そうで糞もしていて保護すべきかは判断できかねました。
 弱っているのが分かり 翌々日 関係機関により捕獲保護されました。
 その後の情報では元気になり伊豆半島沖で放鳥(9月下旬)したが千葉の海岸で救護
 (10月初旬)されたとのことです。しかし、その2日後に亡くなり、再放鳥には至りませ
 んでした。
 発見されたアホウドリは尖閣諸島に住むアホウドリのようです。

☆北海道大学総合博物館の江田真毅教授らの研究グループは、日本近隣で見られる
  アホウドリを調べ、伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島にいるアホウドリの形態の比較や、
  遺伝的・生態的な違いから、鳥島タイプのアホウドリと尖閣タイプのアホウドリは
  別種と結論づけました。
  大まかな違いは①尖閣タイプは鳥島タイプより小さい。②尖閣タイプのくちばしは
  相対的に長い。

アホウドリ(信天翁、阿房鳥、阿呆鳥、Short-tailed Albatross)L:84-100。W:190-240。ミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ属。絶滅危惧種(特別天然記念物)。♀。308A8667①
308A8224②