植物
ヘクソカズラと言う名前にはへ(屁)とクソ(糞)という汚い名前が二つも入っています。
ヘクソカズラはアカネ科の茎が木化して太くなるつる性雑草で、道端の垣根など日本中
のいたるところに生えています。
万葉集にも糞葛(くそかずら)という名前で詠まれていて、昔から日本にあった植物です。
「そうきょうに 延(は)ひおほとれる糞葛 絶ゆることなく宮仕えせむ」 高宮王。・・・
「そうきょうというジャケツイバラに這いのぼり、まとわりついているヘクソカズラのように、
ずーと絶えることなくいつまでも、宮仕えしたいという奈良時代の公務員の宮仕えに関する
決意が語られています。・・・・藤井義晴著、「ヘンな名前の植物」より。



ムジナモは浮遊性の水草で捕虫器官があり動物性プランクトンを捕食します。
ムジナモは絶滅寸前で絶滅危惧IA類(CR)に分類されています。
日本では1890年に江戸川河川敷で牧野富太郎博士により発見されました。その後、
各地で見つかったけど、河川の改修などで絶滅したと言われています。自生していた
宝蔵寺沼(羽生市)のムジナモは1966年に国の天然記念物に指定されましたが水害な
どで絶滅したようです。
近隣の池に僅かに残っていますが他の水生植物が蔓延り今や風前の灯火状態です。

江戸時代中期以前に仁和寺@京都で生み出されたとされる桜で名前は御衣黄(ぎょいこう)
と言います。
急に世の中が騒がしくなり、全国に緊急事態宣言が出される恐ろしい世になりました。
私も外出を少し自粛しています。
毎日、ブログへ訪問していただいている方には申し訳ないですが暫く、ブログアップも
少なめになりますのでご了承ください。

ムジナモ(貉藻)、絶滅危惧IA類(CR)。

忙しくされていました。

引き続き食虫植物のムジナモです。
「ムジナモ(貉藻、狢藻)」モウセンゴケ科ムジナモ属の多年草水生植物で世界に1種1属
しかない珍しい水草です。
浮遊性の水草で根は発芽時に幼根があるだけで通常はなく、葉がハエトリグサと同じ二枚
貝のような捕虫器官になっていて動物プランクトンを捕食します。補食葉は細長い茎を中心
に風車のように放射状に輪生しています。
タヌキモが小さな袋状の捕虫葉を持ち二次元的・平面のように広がって見えるのに対し、
ムジナモは三次元的・円柱のように見えます。
和名は形がムジナの尾を連想することから付けられたようで英名は Waterwheel plant と
水車の名がついています。
日本では1890年(明治23年)に発見され、現在は野生の状態ではほとんど見ることはない
ようです。レッドデータブックでは絶滅危惧1Aに分類されています。
ムジナモ。
捕虫葉は5mm程度。捕虫葉の内側にハエトリグサと同じく感覚毛が生えていて刺激で葉が
閉じます。閉じる速さは50分の1秒とハエトリグサより遙かに速く、しかも捕虫葉が小さく
水中にあるため観察は困難です。
日本のムジナモは関東平野の江戸川で牧野富太郎博士によって最初に発見されま
した。 その後、利根川、信濃川、木曽川、淀川の一部でも発見されましたが、いづれも
台風による出水や水質汚濁で次々と絶滅したそうです。
最後まで残った埼玉県羽生市の宝蔵寺沼のムジナモは1966年(昭和41年)6月に、国
の天然記念物に指定されたが、直後の同年8月、台風4号の洪水で流出し、ついに日本では
自生地を見ることができなくなりました。しかし幸なことに、栽培品が生き残り、現在では
栽培方法も確立され、増殖しています。
鳥枯れ状態が続いているので急遽、植物学者になり水中の藻を撮りました。
この世界も楽しそうです。
食虫植物のタヌキモの花です。
「タヌキモ」(狸藻)の名前は水の中にある袋状の捕虫葉がタヌキの尾に似ていることから
名づけられたようです。
タヌキモ。
補虫葉。タヌキ似?。
補虫葉は普段は口を閉じていて袋はペチャンコです。ボウフラが近づくと口を開け一気に水を
吸い込むとボウフラも一緒に入ります。30分ほどで消化が終わると水はブツブツを泡になって
袋の表面から出ていき、また、ペチャンコになります。
NHK、Eテレ。ミクロワールドにタヌキモについて詳しく
紹介されています。
⇓
http://www.nhk.or.jp/rika/micro/index_2010_005.html
鳥を中心にしたブログを始めて今日で満4年です。珍しく続いています。
当初は自分の行動記録として始めたブログで鳥名は一切記載していませんでした。
途中から鳥名を記載したこともあって徐々に訪問者が増えてきました。
皆さまのお蔭でここまで続けることができ感謝しています。
引き続きご支援・訪問、宜しくお願いします。
キンラン。。
4~6月にかけて暗い山中で見られ全開せず半開状態のままで終わる花です。
人工栽培が難しいのに採る人が絶えず全滅に近い種です。(絶滅危惧Ⅱ類)。

クリンソウ。。
山間地の湿潤な場所に群生する高さ50cmほどの山野草で、日本に自生するサクラソウ科の
植物のなかでは最も大型。10-20cmほどの鋸歯を持つ葉がロゼットを作り、6~8月にその
中心から花茎が伸びる。花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根
にある「九輪」に似ていることが名前の由来。


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