近隣で見られる水生植物です。

ガガブタ(鏡蓋)。
  ・近所の池で生育していますが、年々少なくなり今は猫の額ほどになりました。
   おそらく除草剤の影響でしょう。
  ・アジア、アメリカ、アフリカ、オーストラリアの温帯域に生育していて、浅い
   止水域に出現するが、池沼の改修工事や水質汚濁などで減少しています。
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ムジナモ(貉藻)。
  ・近所の池に生育しているが採集する人がいて減少しています。
  ・ムジナモはほとんど全滅した貴重な植物です。
  ・浮遊性植物で、葉がハエトリグサと同じく二枚貝のような捕虫器官になっていて、
   ミジンコなどの動物プランクトンを捕食する。花を咲かせることは希で閉鎖花の
   状態で終わることが多い。開花は昼の1時~2時間ほどで、白い小さな花が1つ咲く。
  ・世界で初めて発見されたのは17世紀末のインドで、その後ヨーロッパとオースト
   ラリアで発見されている。その後自生地の多くで水質汚濁や開発などによる埋立 
   で絶滅した。
  ・ 日本では1890年に江戸川河川敷の用水池で、牧野富太郎により発見され、その後、
    霞ヶ浦、信濃川流域、京都府の巨椋池や深泥池で発見が相次いだが干拓事業など
   で 自生地の消失、魚やアメリカザリガニなどによる食害、農薬、生活廃水による水質
   汚染 により各地で絶えた。残った羽生市の宝蔵寺沼は1966年に国の天然記念物に
   指定されたが、水害でほとんど流されてしまい、1967年に絶滅した。
   現在は栽培に成功した個体が残っているようです。
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コウホネ(河骨) 
  ・水連が蔓延り少なくなりました。308A9827