八坂神社の境内にある疫神社では毎年7月31日に夏越祭りがあります。
 疫病流行の際、蘇民将来の子孫が疫病から免れるため鳥居に大茅輪を設けたのが
始まりだとか。 

 その昔、道に迷った旅人が歩き疲れお腹も空き、日が暮れたので泊るところを探して
いると1軒の邸宅にたどり着きました。泊めてもらおうと門をたたくと裕福な主が出て来て、
どこの誰かわからない者を泊めることはできないと言って旅人を追い払いました。
この主は「巨旦将来」と言います。
 旅人は仕方なく山中を歩いているとみすぼらしいあばら家を見つけました。
 人を泊める余裕も無さそうで、食べ物も分けてもらえないだろうと思いながらも門をたた
きました。中から、貧しそうな主がでてきて、優しく迎え、旅人を家に入れ、自分の夕食を
半分に分け、自分は土間に寝て、旅人には藁で作った寝床を用意しました。この貧しい主は
「蘇民将来」といい、「巨旦将来」の兄でした。
 翌朝、旅人は礼を言って、主に茅で作った輪を渡し、これを肌身離さず持っていれば、
疫病に架かることは無いと言って再び、旅にでました。
 この旅人は疫病神で、しばらくしてこの辺りを疫病が襲いました。
 蘇民将来は、旅人からもらった茅の輪を持っていたので、疫病にはかかりませんでしたが、
巨旦将来の家族は疫病によって絶えてしまいました。

八坂神社。@7.31
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疫神社。
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疫神社夏越祭