義姉に誘われ越前庄田の御誕生寺(猫寺)まで遠出しました。
 参拝のきっかけは住職の著書「あたりまえでいい」を読んでどんなお寺か見たいということからです。
 この寺は数年前に建てられ落慶法要が終わったばかりの新しいお寺で檀家は1軒もなく全て寄進によって創建され、約30名のお坊さん、猫数十匹がいる静かなお寺です。
 短期間に立派なお寺が出来たのは禅師の徳によるものでしょう。

 本堂建設中に捨てられた猫を保護したら、いつの間にか捨て猫が増え、猫寺と呼ばれるようにもなったようで今では猫好きの人が遠方から来られています。

2002年小堂、2009年に本堂が出来ました。
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全て寄進によるものです。
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猫いっぱいです。
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 ☆誕生寺 板橋興宗((こうしゅう)住職の略歴   
 1927年、宮城県産まれ。海軍兵学校、東北大学を出て1953年禅門に入り修行。
       福井武生市・瑞洞院住職、金沢市・大乗寺住職などを歴任。
 1998年、横浜市・大本山總持寺貫首、曹洞宗管長に就任。
 2002年、貫首、管長の公職を辞し輪島市・總持寺祖院住職を経て現、御誕生寺住職。

 ☆住職は20年ほど前に癌を患い今は肋骨に転移していて3週間に一度点滴を打っている
  そうです。
 
 ☆禅師の今は「ありのままに生きる」ことで、ありのままに何もしないで暮らすのではなく、
     何もない土地に新しく寺を建て、  病気の治療をしながら、その日のなすべき仕事を
     片付ける。そういうありのままの生き方を実践されています。
 
 著書:
 ・『良寛さんと道元禅師』
 ・『「心豊かに」生きる知恵
 ・『人生は河の流れのごとく』
 ・『興宗和尚の人世問答』
 ・『タンポポや人に踏まれて笑い顔』
 ・『むだを堂々とやる!-禅の極意』
 ・『〈いのち〉をほほ笑む』
 ・『混沌に息づく』
 ・『坐りませんか。』
 ・『猫は悩まない』
 ・『いのち〉の呼吸』
 ・『ありがとさん』
 ・『息身佛 そくしんぶつ ただ、息をする。ただ、生きる。』
 ・『柔らかな心で』
 ・『猫のように生きる』
 ・『足の裏で歩む - 板橋興宗米寿記念随想』
 ・『あたりまえでいい』
MJ609。